第13回 2008年9月13日〜15日

分類 映画祭の歴史



9月13日

13:00〜
西陣

2006年/日本/カラー/ビデオ /118分/上映後トークセッションあり

かつては織物の産地として栄えた京都西陣。着物職人の南さんの町家は新しく始まった伝統文化祭の事務局になっていた。そこに韓国人留学生の金さんがやって来る。街の人たちの様々な想いを乗せて
お祭りの準備が進んで行く。

斉藤貴志監督 京都造形芸術大学に入学後、映画制作を開始。佐藤真監督のゼミにてドキュメンタリー映画を学ぶ。現在もドキュメンタリー、フィクション問わず精力的に制作を続ける。

16:00〜
小池照男プログラム

8㎜作品を中心に!★異色の映像作家・小池氏の独特の世界をお楽しみあれ!

小池照男 作家略歴 1951年生れ、1977年笛吹き太鼓叩きを目指すが果たせぬ夢のままイラン石油コンビナ-ト建設に従事、1979年絵画を経て映画製作へ、1981年「生態系」作品シリ-ズ開始、1984年ヴォワイアンシネマテ-ク設立自主制作作品の上映を中心に活動、1989年RETINA映像フェスティバル(ハンガリ-)参加、1993年より同フェス審査員、1996年企画展「映像のコスモロジ-」を“ギャラリ-2001”(神戸)にて毎年主宰、2008年2月12回目を迎えた。「パーソナルビジョン2001」フェスティバル実行委員長、1997年「生態系」作品とダンスのコラボレ-ション開始、2006年ダンサ-・演出家(笠井叡)舞台映像参加。個展・グル-プ展多数。2007年大阪枚方にて個展。2008年1月神戸ア-トビレッジセンタ-にてインスタレ-ション:生態系+ダンス

18:30〜
「アメリカばんざい〜crazy as usual〜クレージーってか?それが戦争さ! 」

2008年/日本/カラー/ビデオ/118分/藤本幸久監督作品

 日本に数多くある米軍基地。米兵の多くは二十歳そこそこの若者たちだ。彼らはどこから来たのか、どこへ帰ればいいのか。そんな問いに導かれて始まったアメリカの旅。出会ったのは、戦争へ行った青年、イラク戦争を拒否した兵士、兵士の家族、路上で暮らす人たち、劣化ウランの後遺症に苦しむ元兵士、イラクで子どもを失った親たち、ブートキャンプの新兵たち。戦争が「日常」の国で若者たちは、日々、兵士に育てられ、戦場へ送られ続ける。
◆ホンモノのブートキャンプはこれだ!ブートキャンプ、そこはダイエットの場ではない!正しい兵士をつくる場所!
この映画の主人公は、24歳の二人の青年、ダレルとパブロ。
 ダレルはイラク帰還兵。高校卒業後、どんなに働いても生活できず、最後の手段が陸軍だった。イラクに派遣され、イラク市民100人を殺す戦闘を経験する。
 パブロは元海軍兵士。バイトを3つ掛け持ちしても、大学の学費が払えず、海軍へ。横須賀に駐留中、妻となる女性・詩織と出会い、やがてイラク派遣を拒否する兵士となる。
 米軍は「志願制」だが、その実態は「貧困徴兵制」と多くのアメリカ人がいう。「大学へ行くため」「技術を身につけるため」「医療保険のため」格差社会の底辺から、若者たちが戦場へと押し出されてゆく。世界一の経済大国アメリカで、国民の100人に一人、350万人がホームレスだ。貧困、格差社会へと突き進む私たちの国・日本。アメリカの今が、日本の近未来なのだろうか。
監督●藤本幸久 1954年、三重県四日市市生まれ。早稲田大学卒業後、東京でドキュメンタリー映画の製作に参加。1995年、上映活動で訪れたことをきっかけに新得町に移住。活動の拠点を北海道に移す。監督作品に『教えられなかった戦争』『森と水のゆめ』『闇を掘る』等。新得空想の森映画祭実行委員長。

21:00〜
オープニング・パーティー

■おいしいワインとチーズがついて、ひとり1,000円。
〈第一部〉小池照男さんの笛(ソロ)  
〈第二部〉新得発!の映画・予告編一挙上映
1「空想の森」 2「Marines Go Home」 3「アメリカばんざい」


9月14日

10:00〜
「Marines Go Home 2008」★ディレクターズカット版★

2008年/日本/カラー/ビデオ /118分/藤本幸久監督作品

 米軍の新基地建設を11年間止め続けている沖縄・辺野古(へのこ)のおじぃやおばぁ。20年間の闘いで米軍の射爆場を撤去させた韓国・梅香里(メヒャンニ)の漁民。40年間、北海道・矢臼別(やうすべつ)演習場のど真ん中に暮らし続ける農民…。志を守り、屈せずに、闘い続ける人々の姿がある。
 辺野古、梅香里、矢臼別。基地と隣り合わせに住む人の、静かな強い意志と暮らし。日本を戦争をする国にはさせない〜瀬戸際の闘いは今日も続いている。2005年の完成から3年、新編集の2008年版には、米軍再編の日米最終合意の後も、日々闘い続ける沖縄・辺野古の人たちの姿がある。2006年10月、日米政府は辺野古へ改めて新基地をつくることに合意、防衛省による「事前調査」と称する作業が再び始まった。2007年5月、政府は海上自衛艦「豊後(ぶんご)」を辺野古へ派遣。海の安全を守るはずの海上保安庁も、辺野古住民の阻止行動に対して、執拗に妨害を繰り返す。2008年7月。今日も、毎日、辺野古の海へと向かう住民たち。海底への調査機器の設置を阻止するために、海底にしがみつく。防衛省の作業員らの激しい暴力。辺野古の住民たち自身が撮影した海中の映像と共に、彼らの静かなメッセージに、耳を傾けて欲しい。

13:00〜
元国労組合員高久保氏が語る
映像とトークセッション

高久 保(当時43歳・川崎保線区分会長)1944年生まれ、1964年国鉄入社、川崎保線区、東京第一ベンディング分会長、2005定年。現在有機野菜の栽培と、マラソンに明け暮れている。厚木第四次爆音訴訟団座間支部長
映像「国鉄が死んだ日」

■87年3月放映・テレビ朝日モーニングショー「分割・民営化」についての特集番組から一部抜粋してご覧いただきます。
鉄道を愛した男たち/列車を走らせ 線路を守り/国鉄を支えてきた/安全輸送に 責任と誇りをもって─/国民の足であり国の動脈であった/いま114年の歴史を閉じる/「分割・民営化」なぜ国鉄は解体され/なにが息の根を止めたのか
一人の労働者(川崎保線区・国労)の涙と、怒りをとおして、職場でどんなに理不尽な行為が国鉄当局によって行われたかが暴かれてゆく。…21年という時が経過した。…しかし…怒りは止まない。

14:15〜
噺家(落語家)橘家扇三 たちばなやせんぞう


第一席 九条落語『長屋の憲法談義」
マクラにぴりりと山葵の効いた風刺を入れたあと、落語の世界の八っぁんとご隠居さんの憲法談義がはじまる。聞きかじった内容を女房に話すが…
…〈中入り〉10分の休憩…
第二席 古典落語『井戸の茶碗』
「これは江戸時代のお噺で。麻布の谷町に清兵衛さんという正直者の屑やさんがおりまして…」金がすべてという世の中と正反対。金にきれいな三人の正直者がでてくる聴いて気持ちのいい江戸落語。
橘家扇三
 中学生の時に八代目林家正蔵(彦六)に出会い落語の世界に。その後、先代橘家扇三のもとで本格的に修業。橘家扇三の名前を継ぐ。
 滑稽噺、人情噺、芝居噺などの古典落語から、新作落語まで幅広い芸風で定評がある。とくに風刺落語・時事落語は評判が高い。各地の地域寄席や「九条の会」でも演じ好評を得ている。得意ネタは、『中村仲蔵』『文七元結』『七段目』『野ざらし』『禁酒番屋』『風刺落語』『長屋の国会見物』など多数。

15:45〜
「空想の森」農ある暮らし。─重ねた時間と陽の匂い─
お披露目上映

2008年/日本/カラー/ビデオ/129分 田代陽子第1回監督作品

■上映後、監督+スタッフ+出演者によるトークあり!
始まりは、「空想の森映画祭」との出会いでした。ずいぶん長い時間がかかったけれど、一本の映画が 北海道新得町から生まれました。
 この映画は、言葉で表しにくい映画です。日々の暮らしの中には、言葉にしてしまうと陳腐になってしまうような感情があります。七年という月日の中で、私たち撮影隊が、被写体の人たちと向き合い、映画にすくいとったものは、土の上で働く人の姿。子どもと接する親の姿。日々の食卓での家族の姿。農場で大勢の人たちが共に暮らす姿。農場の動物、野菜。一年に一度のお祭りに集う人たちの姿。
 日々の何でもない日常が妙に愛おしく、夢中で撮影した北海道新得で暮らす人たちの物語です。映画をつくることで、つくり手の私たちと被写体の人たちが共有した小さなドラマが、この映画にはちりばめられています。『空想の森』監督 田代陽子
田代陽子 東京生まれ。1996年、SHINTOKU空想の森映画祭に出会う。その後、藤本監督の映画製作のスタッフに、『森と水のゆめ』(1998年)で助監督、『闇を掘る』(2001年)で編集に携わる。同時に空想の森映画祭の運営スタッフにもなる。2002年、初監督作品『空想の森』を16ミリフィルムで撮影を始める。資金や人材に行き詰まり、2年程撮影を中断。2005年、スタッフを組み直し、ビデオに切り替えて撮影を再開する。2008年、完成。7月、ポレポレ東中野(東京)で公開がはじまる。

19:30〜
LIVE!「アフリカの太陽、奄美の風」山北紀彦&皆吉恵理子&マサト

★料金別途/2,500円(前売/2,000円)

山北紀彦
 北大水産学部在学中に旅したカメルーン共和国で木をくりぬいて作った太鼓の魅力に取り憑かれ、帰国後北海道のカバノキとエゾシカの皮で太鼓を自作し演奏活動を開始。
 同大大学院在学中の1997年、モスバーガー地球遊学生としてケニアにて太鼓のリズムを学ぶ。以来プロ活動に入り、純日本人パーカッションユニット[N`DANA](ンダナ)を、MASATO、三田健司らと結成し北海道を拠点に全国で演奏活動を展開。最近は木琴を自作し、好評を得ている。

皆吉恵理子
 鹿児島県奄美市(旧・名瀬市)出身。
幼少の頃から、母のシマ唄を聞いて育つ。小学校5年生から、奄美シマ唄・第一人者[坪山豊](つぼやまゆたか)氏に師事。
2001年 日本民謡協会民謡・民舞・奄美連合大会協会賞争奪戦 優勝
2004年 セントラル楽器より、純シマ唄CD「よりより」を発表
2005年鹿児島県民謡王座決定戦決勝大会 青年之部 優勝
シマ唄を通して島の文化などを伝える活動を全国で行っている。

木村 優斗
 京都府出身、1984年、ジャズドラマーを目指し渡米。ジャズをはじめ世界中の音楽やミュージシャンに出会う。特にドン・チェリー(トランペット)との共演でワールドミュージックの世界に目覚め、パーカッション奏者となる。パット・メセニー、DD・ジャクソンなどと共演。ビリー・バングカルテットのレギュラードラマーとして活動していた。
2000年に帰国後、厚沢部町に在住。アフリカン・パーカッションユニット[N’DANA]で活動。アイヌ民族のトンコリ奏者OKI、市川修、梅津和時、などと共演。ラテン、アフリカ、ワールドミュージック、ジャズなど幅広く活躍している。

23:00〜
「妄想の森映画祭」


2007年に紛れ込みました『妄想の森映画祭』。今回上映は先年の『カンフーケーキ』『原人のすべて』で皆様のご機嫌をうかがいました映像ユニット『龍兄虎弟』が一年の歳月とアイディアを注ぎ込みました「クレイアニメ」を大公開!
●公開予定作品「マンゴリア」「幸福論」「カッパくんとツチノコくん」他 ※ その他実験、記録作品など上映予定!今年もおつきあい下さいませ!
FLOWMOTION●高坂光尚タカサカミツヒロ
 1972年生まれ。帯広在住。2002年、帯広で開催された「国際現代アート展デメーテル」にボランティアスタッフとして関わる事をきっかけに自らの創 作活動「PROJECT GURU×GURU」を開始。同年「アートカフェFLOWMOTION」を設立し帯広のアート・デザインの拠点として運営している。

★スペシャル企画★
14日(日)11:00〜食材がなくなるまで!〜15:30終了
「新得・食の広場」

■新得のうまいモノ大集合!映画祭を陰でささえてくれているのは実は農家の方たち!そんな生産者の方々の協力を得て、うまいモノたちが大集合!新得のうまいモノを食べつくそう!!
ひとり■1,000円(小学生以下・500円)


9月15日

山形国際ドキュメンタリー映画祭2007出品作品より2本上映します
10:00〜
「鳳鳴フォンミン」 ─ 中国の記憶


監督:王兵(ワン・ビン)/中国/2007/中国語/カラー/ビデオ/183分/日本語・英語字幕あり
★2007 ロバート&フランシス・フラハティ賞
■ひとりの老女が雪道を歩きアパートへ向かう。赤い服を身にまといソファーに腰を掛けた彼女の名は、和鳳鳴(ホー・フォンミン)。地方の新聞記者として働いて結婚したが、同じく記者である夫の執筆した記事が原因で、反革命分子のレッテルを貼られ、ふたりは別々の強制収容所へ送られてしまった…。1950年代以降の中国で起きたふたつの粛正運動で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの、約30年にわたるひとりの女性の壮大な物語が綴られていく。 9時間の超大作『鉄西区』で山形国際ドキュメンタリー映画祭2003大賞を受賞した王兵(ワン・ビン)監督の最新作。

13:30〜
「リック・ソルト ― 僕とばあちゃん」


監督:ライアン・フェルドマン/カナダ/2006/英語/カラー、モノクロ/ビデオ/78分/日本語・英語字幕あり
■祖母セシルと仲たがいする父から、交際を固く禁じられていた息子ライアン・フェルドマン監督。15年ぶりに祖父の葬式でセシルと顔を合わせ、ふたりは交流を再開する。老境にあるユダヤ人老女の天真爛漫な個性、死への不安やおびえ、写真に語りかけて写っている人物のために食事を用意するなどの認知症からくる妄想。セシルに何かと頼りにされ手を焼くライアンは一方で転職や引越を繰り返し、将来への不安な心情が露わになっていく。祖母と孫の心の絆をユーモラスに描いた私的ドキュメンタリー映画。

16:00〜
LIVE!宇井ひろし&ウ・ラッキー・シゲルライブ

 有機農業の暮らしと音楽を作ることの融合をめざすという変な生き方をしてきました。 その中で出会ったステキな人達とこの地の豊かな自然に育てられた歌の数々。それは私たち自身への応援歌でもあります。古い校舎で会いましょう!

宇井ひろし 新得町在住。/歌・ギター・マンドリン・ハーモニカ 代表曲/「青虫の歌」「つるばら」 。

ウ・ラッキー・シゲル(本名:浦木茂)
 音更町で天然酵母パンの店「のんびり屋」を営んでいる。おもに日常生活を題材にした、ストレートなオリジナル・ソングを歌う。妻と娘2人、息子1人、犬2匹、カメ、カエルと暮らしている。

18:30〜
さよならパーティー

参加費1,000円

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