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●10:00〜12:07
「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」
早川由美子監督作品・2009年・97min+監督フリートーク
イギリス反戦活動の生けるシンボル、ブライアン・ホウと彼のサポーターたちを、約1年半に渡って追い続けたドキュメンタリー。ロンドンの国会前の広場にテントを張って生活しながら、8年以上1日も休まず家にも帰らず、英米政府のテロ撲滅戦争に反対するブライアン。映画は、ブライアンと彼のカラフルなサポーター たち(これまでの生活を捨て、彼と共に生活することを選んだシングルマザー、半世紀以上反戦活動を続けるおじいさん、エキセントリックな人形アーティストなど)のインタビュー映像を交え、政府や警察の圧力により表現の自由が脅かされている現状と、それに対しユーモア溢れる精神で果敢に対抗する人々の姿を伝える。
プロフィール●75年東京都出身。成蹊大学法学部、London School of Journalism卒業。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、独学で映像製作を始める。2009年日本ジャーナリスト会議黒田清JCJ新人賞受賞作品。 ●2009年/イギリス・日本/DVD/カラー/97min
監督■早川由美子/撮影■早川由美子・Paul Wright・Brian Haw
作品web:http://www.brianandco.co.uk/
●13:00〜15:08
「ONE SHOT ONE KILL」
藤本幸久監督作品・2009年・108min+監督フリートーク
ベトナムからイラクまで、アメリカの若者たちの戦争体験は、ひとつの事実を物語っている。それは、「人は、人を殺せるようにはできていない」ということだ。それゆえ多くの若者たちがPTSDで苦しむことになる。だが、戦争は今日も続いている。では、どのようにすれば、普通の若者が戦場で人を殺せるようになるのか。アメリカ海兵隊ブートキャンプの12週間に密着した。
●15:30〜18:00
「土徳〜焼跡地に生かされて」
青原さとし監督作品・2003年・118min+監督フリートーク
青原さとしプロフィール●1961年 広島生まれ。1987年イメージ・フォーラム付属映像研究所卒。1988年 民族文化映像研究所入所。2002年よりフリー。演出作品:『雪国木羽屋根物語』『望郷−広瀬小学校原爆犠牲者をさがして』『藝州かやぶき紀行』他。ヒロシマ平和映画祭実行委員会・代表(2005より隔年で開催。今年も開催)。 ヒロシマは古くから安芸門徒と呼ばれ、浄土真宗のお寺の多い地域である。広島市中区十日市町にある真宗のお寺・真光寺に生まれた映像作家・青原さとしは、古い因習にこだわり続ける戦前生まれの父に抵抗を感じていたが、父の死と相前後してカメラを回し始め、両親や地域の人々の壮絶な原爆体験と戦後の復興の歩みを探っていく。
父の語った人生観「土徳=地域の恩恵」をキーワードに、現在から過去、ヒロシマから廣島へ、ひとつの家族史から、個・家族・町の関係を問う極私的歴史ドキュメンタリー。今年4月初公開から6年を経て「Japan Film Festival Los Angeles 2009」へ出品。初の海外及びアメリカ上映が実現した。
作品web:http://dotoku.net/
ブログ:http://blog.goo.ne.jp/hpff2009/
●20:00〜
「砂の器」
演・趙博
松本清張の小説を、野村芳太郎監督、橋本忍・山田洋次脚本で、1974年松竹が映画化。昭和46年6月、国鉄蒲田操車場構内で起きた殺人事件の捜査は、秋田、島根、伊勢、石川、大阪へと広がっていった。ベテラン刑事・今西[丹波哲郎]と若手刑事・吉村[森田健作]の執念で、天才音楽家・和賀英良[加藤剛]が容疑者として浮かぶ。しかし、その背景にはハンセン病に対する差別ゆえに故郷を捨てなければならなかった親子の姿があった…。映画が小説を越えたと評された、戦後日本映画を代表する秀作。
■ピアノ演奏:ハルマ・ゲン
プロフィール●パギやん(趙博/Cho Bak)
1956年大阪市西成区生まれ、韓国籍の自称「在日関西人」。コンサート・ライヴ・講演会・「歌うキネマ」などで各地を行脚。●著書『英語がわかる』『僕は在日関西人』『夢・葬送』●CD『<恨>歌集』『ベスト30』『音魂言霊』など多数。
趙博/Cho Bakサイト http://fanto.org